スパンブリー・モータースポーツランドでのAUTOCROSS大会とタイのダート競技
はじめに
スパンブリー・モータースポーツランド(Suphanburi Motor Sport Land)は、タイのスパンブリー県に位置するモータースポーツ施設で、モトクロスをはじめとするオフロード競技が盛んに行われています。タイでは日本のダートトライアルに似た競技も時々開催されており、その中でも特に注目するのが去る2017年4月9日と2018年2月3日、4日に行われたAUTOCROSS大会です。
ローカルモータスポーツの和やかな雰囲気。それほど人気がある競技ではないようですが、それでもタイの国内のどこかでこの競技は開催されているようです。AUTOCROSSとは?
AUTOCROSSは、世界選手権レベルのラリークロス(ダート上で各クラスの車が同時スタートするレース)に似た競技で、タイ国内では比較的アマチュア向けのローカルレースとして開催されています。この競技では、各クラスごとに予選を行い、タイム順に決勝のスタートグリッドが決定されます。
2017年・2018年のAUTOCROSS大会
2017年4月9日と2018年2月3日、4日にスパンブリーで行われたAUTOCROSSでは、以下のクラス分けが採用されました。
2輪駆動B-Cクラス:TOYOTA ヤリス、HONDA EK型シビック、1980年代のスプリンター5ドアハッチバックなど。
2輪駆動オープン・ピックアップトラッククラス:ピックアップトラックのみが参戦。
2WD前輪駆動オープンクラス:B-Cクラスよりもハイパワーな前輪駆動車。
2WD後輪駆動オープンクラス:後輪駆動車が参加。
この大会の特徴は、比較的シンプルな車両規定のもと、幅広い車種が参加できることです。
レースの雰囲気と表彰式
レースはダートサーキットで行われ、ドライバーたちはテクニックを駆使しながらタイムを競いました。表彰式の様子を見ると、参加者は普段着で表彰台に上がるなど、アマチュアのローカルレースらしいカジュアルな雰囲気が印象的です。
近年のAUTOCROSS開催情報
2024年12月22日には、タイのチョンブリ県サームワン水上市場西側でAUTOCROSSが開催されました。この大会では4WDオープンクラスも設定され、高速なマシンが競い合う迫力のあるレースが展開されました。
まとめ
スパンブリー・モータースポーツランドで開催されたAUTOCROSSは、タイ国内のダート競技の中でも特に注目されるイベントの一つです。アマチュアドライバーが気軽に参加できる環境が整っており、日本のダートトライアルに興味がある方にも魅力的な競技といえます。今後もこのようなレースが続くことを期待しつつ、機会があれば現地を訪れ観戦をしてみたいものです。