運転免許も車検も一カ所で完結!バンコク第4陸運局事務所(หนองจอก)の役割 / สำนักงานขนส่งกรุงเทพมหานครพื้นที่ 4

運転免許も車検も一カ所で完結!バンコク第4陸運局事務所(หนองจอก)の役割

タイでの車の運転免許の更新や車検ってどうしているのか。気になったので少し調べてみました。

バンコク陸運局 第4地区事務所(หนองจอก)とは?

タイ・バンコクの東部地域において、自動車の登録や免許関連の業務を担っているのが「バンコク陸運局 第4地区事務所(สำนักงานขนส่งกรุงเทพมหานครพื้นที่ 4)」です。本記事では、施設の概要や提供されているサービス、アクセス方法などを日本語で分かりやすく紹介します。


■ 事務所の歴史と所在地

この事務所は1996年9月2日に、バンコク・ミンブリー地区で仮事務所として開設されました。しかし手狭であったため、1998年にノンジョーク区のレンタル施設に移転。その後、2001年4月2日に現在の場所であるルワムパッタナー通り(ถนนร่วมพัฒนา)にある約9ライの敷地に恒久的な庁舎を構えました。

所在地:

34 Moo 6, Ruam Pattana Road, Lam Toiting Subdistrict, Nong Chok District, Bangkok
(เลขที่ 34 หมู่ 6 ถนนร่วมพัฒนา แขวงลำต้อยติ่ง เขตหนองจอก)


■ 担当地域

第4地区事務所は以下の7区を管轄しています:

  • カンナーヤーウ(คันนายาว)
  • クローンサーンワー(คลองสามวา)
  • ブンガム(บึงกุ่ม)
  • ミンブリー(มีนบุรี)
  • ラートクラバン(ลาดกระบัง)
  • サパーンスーン(สะพานสูง)
  • ノンジョーク(หนองจอก)

■ 提供されている主なサービス

  • 自動車登録と税金の手続き
  • 運転免許証の取得・更新
  • 公共交通および個人運輸の許認可
  • 運転講習や交通安全啓発
  • 陸運に関する法令の執行・相談

■ 利用者向けのアドバイス

  • 混雑を避けるために、「DLT Smart Queue」アプリで事前予約するのがおすすめです。特に月・水・金は混雑傾向があります。
  • 駐車場は無料ですが数に限りがあります。時間に余裕を持って来庁するか、近隣の有料駐車場を検討しても良いでしょう。

■ 営業時間と連絡先


■ 日本との比較:タイの陸運局はどう違う?

日本では、運転免許の発行・更新は都道府県警察の管轄であり、手続きは警察署や運転免許センターで行われます。

一方、車検や登録関連業務は運輸支局(国土交通省管轄)が担っており、場所も完全に分かれています。

つまり、日本では「免許関係=警察」「車両関係=国交省」で明確に分業されています。

タイではこれらが一元化されており、運転免許の更新、車両登録、検査、講習、試験までがすべて陸運局(DLT)の施設内で完結します。
バンコク第4地区事務所では、広い敷地の中に試験場、検査レーン、講習室、写真撮影室などが同居しており、ワンストップで済むのが特徴です。

1. 手続きの進め方

  • 日本では、事前に必要書類を準備したり、予約サイトを使ったりと比較的整った手続きが可能です。自動車の名義変更や車検は地域の運輸支局、運転免許更新は警察署で完結します。
  • タイでは、DLT(タイ陸運局)のアプリ「DLT Smart Queue」による事前予約が推奨されており、対面での処理が基本です。担当官とのやりとりはタイ語が中心で、外国人にとってはややハードルが高く感じられることもあります。

2. 運転免許の制度

  • 日本の免許更新は講習を受ければ数十分で終了し、即日発行も一般的です。違反歴によって講習時間が変わる制度が整っています。
  • タイでは、初回免許や更新の際にビデオ講習(1~2時間)の受講が必要で、その後に視力や反応速度テストを受けます。免許証はその日のうちに発行される点は日本と似ていますが、講習やテストは基本的にタイ語のみです。

3. 施設とサービスの印象

  • 日本の運輸支局は役所的な静かな雰囲気で、建物も比較的コンパクトです。
  • タイの陸運局(特に第4地区)は広大な敷地に数棟の建物があり、車の検査場、運転試験場、食堂などが併設されています。人の出入りも多く、賑やかな雰囲気です。

4. 外国人への対応

  • 日本では、在住外国人向けに英語での案内資料や窓口対応が充実してきています。
  • タイの第4地区事務所では、外国人対応はまだ限定的で、タイ語がわからないと不便なことも多いです。ただし、一部の担当者は簡単な英語で対応してくれる場合があります。

■ 日本人にとっての利用ポイント

  • 初めての手続きでは通訳の同行が安心です。
  • タイ語ができない場合は、信頼できるタイ人と同行するか、代行サービスを利用するのも一つの方法です。
  • 日本の運転免許証を持っている場合は「切替」も可能です。
  • 有効な日本の免許がある場合、所定の手続きを行えばタイの免許に切り替えることもできます(在タイ大使館の証明書等が必要)。

■ 管轄と職員の雇用形態:タイと日本の比較

タイの陸運局の管轄と職員

タイの陸運局(กรมการขนส่งทางบก)は、運輸省(กระทรวงคมนาคม)の下にある中央政府の機関です。そのため、バンコク第4地区事務所も含め、全国の陸運局はすべて国の管轄となっています。(引用: JaBlog

陸運局で働く職員はタイ政府の公務員であり、国家公務員として雇用されています。彼らは、運転免許の発行・更新、車両登録、検査、交通安全教育など、多岐にわたる業務を担当しています。

日本の運輸関連機関の管轄と職員

一方、日本では、運転免許の発行・更新は都道府県警察が管轄しており、警察署や運転免許センターで手続きが行われます。 これらの施設で働く職員は、地方公務員や警察官です。
車両の登録や車検などの業務は、国土交通省の地方支分部局である運輸支局が担当しており、こちらで働く職員は国家公務員です。

管轄と業務の一元化 vs 分業制

タイでは、運転免許の手続きから車両の登録・検査まで、すべての業務が陸運局で一元的に行われています。 これにより、利用者は一つの施設で複数の手続きを済ませることができます。
一方、日本では、運転免許関連業務は警察、車両関連業務は国土交通省と、明確に分業されています。 この分業制により、各機関が専門的な業務に集中できる反面、利用者は手続きの内容によって異なる施設を訪れる必要があります。
このように、タイと日本では、運輸関連業務の管轄や職員の雇用形態、業務の進め方において、根本的な違いがあります。 これらの情報を記事に追加することで、読者にとってより深い理解が得られるでしょう。

■ まとめ

バンコク陸運局 第4地区事務所(หนองจอก)は、バンコク東部7区を管轄し、自動車登録や運転免許の取得・更新などをワンストップで提供するタイ政府の施設です。日本のように警察と国交省で業務が分かれているのとは異なり、すべての運輸関連手続きがこの1か所で完結するのが日本との違いです。外国人にとってはタイ語対応が基本のため、通訳の同行やアプリ予約の活用が安心です。そして施設は広く設備も整っており、日本と比べて効率的かつ活気ある雰囲気が特徴です。
バンコク東部に住んでいる方や車・バイクの手続きを行いたい方にとって、第4地区事務所は重要な窓口です。効率よく処理を済ませるために、事前予約や必要書類の準備を忘れずに行うとよいでしょう。

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